
ガラスの溶解やアニーリングにおいて適切な温度を維持するためには、ガラスオーブン用の温度センサーを選ぶ際、部品番号は実際には最も重要ではありません。重要なのは、オーブン内の熱や化学物質の影響です。
この業界では、極端な放射熱や腐食性のある空気と戦わなければなりません。これは過酷な環境です。そして、わずか5度の誤差だけでも、一度に作られた製品がすべて廃棄処分になってしまうことがあります。
データシートが誤った情報を与える理由
仕様書に基づいて熱電対や赤外線温度計を選ぶのに何時間もかかるかもしれませんが、そのデータシートにはオーブンの特性が記載されていないのです。具体的な熱フラックスもわかりません。
私は、市場で最も高価なセンサーを設置したにもかかわらず、2週間も経たずに機能しなくなったり、乱数を出すようになったケースを見てきました。通常、それはセンサーが低温の場所に設置されていたり、その装置内にある特定の蒸気に対して適切な保護が行われていないからです。
ガラスの特異性
ガラスは金属とは異なる性質を持っています。ガラスは半透明です。
適切なスペクトルフィルターがない標準的な温度計を使うと、センサーはガラスを通して中を見てしまいます。その結果、製品自体の温度ではなく、オーブンの壁の温度が測定されてしまいます。数値は得られますが、それは間違った数値です。
私たちは、特定の種類のガラスの発光率を調べ、センサーの波長応答を調整することで、正確な温度を測定できるようにします。
なぜ私たちが直接工場を訪れるのか
私たちは、単に部品を送って終わりにするのではなく、実際に現場を確認したいのです。空気の流れや、加熱要素がガラスからどれだけ離れているか、配線がどのように配置されているかを確認したいのです。
「高精度」のセンサーでも、配線が駆動モーターからの電気ノイズを拾ってしまえば、意味がありません。これはよく起こることです。私たちはそのようなEMI干渉をチェックし、校正が実際の製品の温度に合致しているかを確認します。
最初は少し手間がかかりますが、数ヶ月ごとにセンサーを交換するという面倒な作業を避けることができます。そうすれば、温度曲線も安定して保持されます。